

矯正治療をしようか、どうしようか迷っているあなたへ。私の体験記です。ご参考になれば。
歯並びの悪い人でなければ、わからないことってあると思います。
矯正治療を受けたことがある人でないと、わからないことってあると思います。
かつて歯並びが悪く、学生時代に矯正治療を受けた私、なんば歯科矯正歯科院長である、
難波正幸の体験記を記します。
そのときの思い出を徒然なるままにつづっていきます。
まず、どのような歯並びだったかというと、乱ぐい歯で、出っ歯でした。(写真1)

前歯が、ちぐはぐな方向を向いていて、これはもう、ずっとコンプレックスでした。
中学校時代から気になっていたのですが、矯正治療があるという知識もなく、これでしかたがないのだと、あきらめていました。
大学生となり、やはり歯並びを変えたい、きれいにしたい、という意識が強くなり、自分が将来歯科医師になるのであれば、やはり歯並びもそれなりにしておいた方がよいと思い、矯正科の門をたたいたわけです。
お恥ずかしいことに、歯学部の学生になるまで、歯科矯正学があるということさえ知りませんでした。
ところで、矯正治療というのは、お口の中に装置を装着しなければなりません。
矯正はしたいが、装置はしたくない。誰でも思うことでしょう。
矯正治療をする場合の、一番の気がかり。
他人(お友達、その他の皆さん)は装置をつけた私をどう思うだろうか?恥ずかしくないだろうか?
さて、矯正装置、マルチブラケット装置をはじめて装着した日。
恥ずかしいとか何とかいうよりも、とにかく違和感が大きい。ご飯が食べづらい。かむと痛い。
その日は後悔しました。こんなのするんじゃなかった。
一週間経過。どうにか慣れました。
歯磨きがむつかしい。
それまでは、あまり歯磨きに気をつかったことはありませんでしたが、装置が入ると、食べ物がつまったり、こんがらがったりしますので、歯磨きをせざるをえません。
矯正治療をうけてよかったことの一つに、歯磨きの大事さがわかったこと、習慣がついたこと。
一か月経過。慣れました。始める前に一番気にしていたこと。
他人は矯正装置をつけた私をどう思うだろうか?
答えは、自分が思うほど、他人は気にしていない。ということです。
恥ずかしい、なんて考えていた自分が馬鹿みたいに思えたのでした。
矯正治療を始めるまでは、前歯のでこぼこが恥ずかしくて、人前で口を大きくあけること、歯が見えるほど笑うことは極力避けていました。
ところが、どうでしょう。
装置をいれてしばらく経つと、口元を人にみられるのが、全然苦痛ではなくなってきたのです。
矯正装置入れるのが恥ずかしい、なんて思っていた人が、装置が入ってしばらくすると、なぜかまったく恥ずかしくなくなり、大きく口を開けて笑えるようになったのです。
不思議な人間の心理です。
弊院の患者さんがたも、よく言われます。
最初は、恥ずかしいと思っていたけど、はじめてみると、なんのことはなかった、と。
よく考えてみると、そうですよね。
歯並びが悪いまま放置しているより、装置をつけて矯正する方が、前向きですよね。
装置をつけた人を見て、あの人は恥ずかしい人だ、とは思いません。
前向きで、積極的な人だと思いませんか?
装置をつけるのが恥ずかしい、なんて思っていた自分が情けない。とは、ある患者さんの言葉です。
さて、私の場合はマルチブラケット装置の期間は、約2年半でした。
終了が近づいたときの写真です。(写真2)

いよいよ装置の撤去です。
撤去してまずの感想は、歯の表面って、つるりん、としているんだ。まずそう思いました。
装置を撤去した後の写真です。(写真3)

自分ではきれいに歯磨きしていたつもりでしたが、今からこの写真を見てみると、歯肉炎を起こしています。
ところで、私の場合は、出っ歯で、できれば前歯を後ろに引っ込めたい、という希望がありましたので、ヘッドギヤーを使いました。(写真4)

こんなのやっとれるかい、と当初は思いましたが、あら不思議、慣れとは怖いものです。
しばらくしていると、全く平気になりました。
寝相が悪くても大丈夫みたいです。
弊院のある患者さんの言葉。ヘッドギヤーをつけてないと、寝つけなくなった。
|